2020年11月15日、泉ヶ岳を登山してきました。今回は登山旅行ではなく、旅行中の登山なので、若干軽装備です。ザックはデイパックで、ストックは持ってきていません。ウェアや靴はフル装備です。天気は午前中は快晴で、昼すぎから少し雲が出てきた感じです。気温も行動中はアウターが要らない程度。良い登山日和でした。
泉ヶ岳は仙台の中心部から比較的アクセスが良いですが、それなりに距離はあります。地下鉄で泉中央駅まで行き、そこからバスで40分ちょっと掛かります。
泉岳自然ふれあい館停留所で下車したら、登山スタートです。さっそく登山届を記入して提出します。施設としては、トイレや自販機等があります。トイレの傍に見える自販機は有料施設内なので、使えません。
往路はかもしかコースを選びました。スキー場のゲレンデを登っていきます。普段は滑り降りるだけですが、いざ登るとその勾配が堪えます。中央部分は凹凸が多くて歩きにくいので、端っこの方を歩いた方が良いです。このゲレンデ部分が今回の登山で一番急登だったかもしれません。視界は開けているので、登りきった後に見渡す景色は気持ちよかったです。
ゲレンデを抜けると、笹が生い茂る平坦な細い道になります。笹に光が遮られるためか、足元は結構ぬかるんでいます。この道を抜けると、開けた場所に出ます。
ここが兎平になります。山の上といった感じで、気持ちの良い場所です。鳥のさえずりも心地よいです。兎平を抜けると、一旦樹林帯に入って登っていき、その後下ります。下った先に見えてくるのが岡沼になります。
岡沼は水の涸れた沼になります。丈の高い草が茂っています。奥の方にはハイマツの黄葉が見られます。そして足元には雪が見られました。もうチラホラ降っているんですね。
岡沼を抜けると、後は山頂に向けて登りが続きます。時々岩が出てきますが、基本的に歩きやすい道が続きます。樹林帯ですが、多くの木々は落葉しているので、空や麓の様子が木々の隙間から望めます。若干木の高さが低くなってきたら、他のルートと合流し、山頂へ続くルートに入ります。
そして、ついに登頂しました。山頂は岩が転がる広場になります。木々が周りに生えているので、眺望はあまり良くないです。とりあえずここで大休止をして、昼食をとります。コンビニで買った仙台みそおにぎりとフレンチトーストになります。身体を動かしていないと一気に寒さを感じますね。行動中は暑くてアウターを脱いでいましたが、休憩中は着ていないと寒かったです。
下山コースは、水神コースを選びました。時間は掛かるけれど緩やかと言われていたので、ストック無しの下りに良いかと考えました。実際そこまで変わりはなかったと思いますが。
山頂から下ってすぐのところに少し開けた場所があり、そこからの眺望が良いです。山頂からの眺望がいまひとつなので、ここで楽しむのが良いですね。仙台中心部のビル群や、奥羽山脈の稜線を望むことができます。
それから膝を気遣いつつ、ひたすら下山します。途中道が二手に分かれていてどちらに行くべきか迷いましたが、最終的に合流します。
水神の大きな石碑が見えたら、後はヒザ川に沿って緩やかな下り道が続きます。終盤では紅葉も見られてきれいでした。
今回の登山データは、以下の通りです。
距離 | 6.77km |
山行時間 | 03:41:44 |
移動時間 | 02:02:51 |
高度上昇 | 671m |
高度下降 | 648m |
上りはかもしかコース、下りは水神コースと、一筆書きのルートに出来たので、色んな景色が見られて満足の山行となりました。
山頂は1,172mなので天空感はないですが、気軽に登りやすくて良いです。それ故に、その装備で登る気か……という人たちも見かけます。下りの後半はだいぶ緩やかでしたが、急ぎ足だったせいか、横軸時間軸のグラフの傾きはあまり変化がないですね。
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